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椎名心実のハイグレダイエット[5.暗躍する心実]
* * *
「それにしても、椎名さん。大会が終わってから、なんだかまた一段と綺麗になりましたよねぇ」
「そうそう。前よりウエストや足がきゅっと引き締まって、でも、胸とかはボンッと出てて、なんか色っぽくなりましたね」
「いえ、そんなことは……」
心実は困ったように微笑を浮かべた。
「それに比べて……」
一緒に歩いていたひとりが、気を落としながら呟く。
「私ったら、なんだかまた体重が戻ってきちゃった……。せっかく、美吉さんのおかげで痩せたのに」
「てへへっ、実は私もだったり……。痩せるのも大変だけど、体型を維持するのも大変なんだね」
溜息を吐くふたり。
彼女たちは、心実と同じく、美吉のダイエットの指南を受けたふたりだった。
「……それなら」
心実は唇の端をニヤッとつり上げながら、切り出す。
「それにしても、椎名さん。大会が終わってから、なんだかまた一段と綺麗になりましたよねぇ」
「そうそう。前よりウエストや足がきゅっと引き締まって、でも、胸とかはボンッと出てて、なんか色っぽくなりましたね」
「いえ、そんなことは……」
心実は困ったように微笑を浮かべた。
「それに比べて……」
一緒に歩いていたひとりが、気を落としながら呟く。
「私ったら、なんだかまた体重が戻ってきちゃった……。せっかく、美吉さんのおかげで痩せたのに」
「てへへっ、実は私もだったり……。痩せるのも大変だけど、体型を維持するのも大変なんだね」
溜息を吐くふたり。
彼女たちは、心実と同じく、美吉のダイエットの指南を受けたふたりだった。
「……それなら」
心実は唇の端をニヤッとつり上げながら、切り出す。
椎名心実のハイグレダイエット[4.ハイグレ人間化、完了]
* * * * *
心実は救いを求めるように、見吉のむきだしの背中に視線を送る。
だが、見吉が反応する気配はない。
そうこうしているうちに、心実は水着の食い込みとは別の、湿り気のような圧力を股間から感じはじめた。
慌てて下を向いてみる。
秘所を覆っているわずかな水着部分が、じわりと濡れ始めていた。
肌があらわになっている所にはいくつもの水滴が浮かび、たらたらと流れそうになっていた。
(や、やだっ……!?)
心実はだだでさえ赤くなっていた顔を、さらに真っ赤にさせた。
見吉の背中と自分の股間を交互に見比べながら、見吉さんにばれたらどうしよう!? と、激しく狼狽する。
なんとかしなくてはと思ったのだが、まるでタイミングを見計らったかのように、見吉がこちら振り向き、
「椎名さん、どんな感じ~?」
とたずねてくる。
心実は金縛りにあったかのように固まってしまった。
心実は救いを求めるように、見吉のむきだしの背中に視線を送る。
だが、見吉が反応する気配はない。
そうこうしているうちに、心実は水着の食い込みとは別の、湿り気のような圧力を股間から感じはじめた。
慌てて下を向いてみる。
秘所を覆っているわずかな水着部分が、じわりと濡れ始めていた。
肌があらわになっている所にはいくつもの水滴が浮かび、たらたらと流れそうになっていた。
(や、やだっ……!?)
心実はだだでさえ赤くなっていた顔を、さらに真っ赤にさせた。
見吉の背中と自分の股間を交互に見比べながら、見吉さんにばれたらどうしよう!? と、激しく狼狽する。
なんとかしなくてはと思ったのだが、まるでタイミングを見計らったかのように、見吉がこちら振り向き、
「椎名さん、どんな感じ~?」
とたずねてくる。
心実は金縛りにあったかのように固まってしまった。
椎名心実のハイグレダイエット[3.がに股]
* * *
ぺたぺたっ、と足の裏の皮膚が、冷たい床に張りついては離れる音が鳴る。
心実と見吉は更衣室を出て、新体操部の練習場へと向かっていた。
見吉は胸をはるようにして、堂々と歩いている。
そんな見吉の後を追う心実はというと、身体を縮こまらせ、もじもじとしていた。
心実は先に進む見吉の背中を、困ったように目で追う。
ファッションモデルとして活躍する、スタイル抜群の綺麗な背中。
それが、ほぼ生まれたままの姿で目の前にある。
弾力のありそうな尻の丸みが、歩く度にふるふると揺れていた。
心実は、顔を真っ赤にさせる。
女の子同士とはいえ、見吉のそんないやらしい姿を目の前で見てしまっていること、そして、自分もそんな見吉と同じ、いやらしい格好をしているという事実が、心実をどうしようもなく恥ずかしい気持ちにさせた。
見吉がダイエットに効果的だと着せてきた『運動着』。
それは、局部をぎりぎり隠せるぐらいの面積しかない、きつきつのとてつもなくきわどいハイレグ水着だったのだ。
肩や背中、胸の谷間、股のVライン、さらには尻の割れ目まで、今の心実と見吉はさらけ出している状態だった。
ハイレグ水着以外、何も纏っていない状態。
足も、はだしだった。
さすがに足には何か履くものだろうと思ったが、それじゃあダイエット効果が薄れると注意されてしまい、こうした移動の時ですら、裸足でいることを要求された。
だが、ひんやりとしている床の上を歩いていても、足の裏は不思議なことにぜんぜん冷たさを感じなかった。
「それじゃあ、始めようか」
練習場に着くと、見吉が開口一番にそう言った。
ぺたぺたっ、と足の裏の皮膚が、冷たい床に張りついては離れる音が鳴る。
心実と見吉は更衣室を出て、新体操部の練習場へと向かっていた。
見吉は胸をはるようにして、堂々と歩いている。
そんな見吉の後を追う心実はというと、身体を縮こまらせ、もじもじとしていた。
心実は先に進む見吉の背中を、困ったように目で追う。
ファッションモデルとして活躍する、スタイル抜群の綺麗な背中。
それが、ほぼ生まれたままの姿で目の前にある。
弾力のありそうな尻の丸みが、歩く度にふるふると揺れていた。
心実は、顔を真っ赤にさせる。
女の子同士とはいえ、見吉のそんないやらしい姿を目の前で見てしまっていること、そして、自分もそんな見吉と同じ、いやらしい格好をしているという事実が、心実をどうしようもなく恥ずかしい気持ちにさせた。
見吉がダイエットに効果的だと着せてきた『運動着』。
それは、局部をぎりぎり隠せるぐらいの面積しかない、きつきつのとてつもなくきわどいハイレグ水着だったのだ。
肩や背中、胸の谷間、股のVライン、さらには尻の割れ目まで、今の心実と見吉はさらけ出している状態だった。
ハイレグ水着以外、何も纏っていない状態。
足も、はだしだった。
さすがに足には何か履くものだろうと思ったが、それじゃあダイエット効果が薄れると注意されてしまい、こうした移動の時ですら、裸足でいることを要求された。
だが、ひんやりとしている床の上を歩いていても、足の裏は不思議なことにぜんぜん冷たさを感じなかった。
「それじゃあ、始めようか」
練習場に着くと、見吉が開口一番にそう言った。
椎名心実のハイグレダイエット [2.着替え]
* * *
翌日の放課後。
約束通り、心実は新体操部の更衣室へと向かっていた。
「――待ってたよ、椎名さん」
気持ち早く来たつもりだったのだが、見吉は更衣室の前ですでに待機していた。
「すみません、お待たせしました」
と返し、心実はぺこりと頭を下げる。
「今日は改めてダイエットのご教授、お願いしますね。見吉さん」
「うん、まかせて。ふふ、楽しみだね」
「……楽しみ?」
心実は美吉の返答を、少し不思議に思った。
がんばろうとかならわかるが、ダイエットをするのに楽しみというのは、些か合わない言葉のような気がした。
心実のそんな気持ちが伝わったのか、見吉は少し慌てながら言う。
「ううん、こっちの話。……その、椎名さんがまたダイエットに成功して、喜ぶ姿が見れるのが楽しみだなって思ったの」
「あ……そういうことですか」
心実は納得した。
同時に、自分のことを想ってくれている見吉の言葉が嬉しくて、ほんの少しとはいえ、変な疑念を抱いてしまった自分が、なんだか恥ずかしかった。
「応えられるよう、がんばります」
「うん」
張りきりながら、更衣室に入っていく心実の姿を見て、見吉は人知れず、ぺろっと悪戯っぽい表情を浮かべていた。
翌日の放課後。
約束通り、心実は新体操部の更衣室へと向かっていた。
「――待ってたよ、椎名さん」
気持ち早く来たつもりだったのだが、見吉は更衣室の前ですでに待機していた。
「すみません、お待たせしました」
と返し、心実はぺこりと頭を下げる。
「今日は改めてダイエットのご教授、お願いしますね。見吉さん」
「うん、まかせて。ふふ、楽しみだね」
「……楽しみ?」
心実は美吉の返答を、少し不思議に思った。
がんばろうとかならわかるが、ダイエットをするのに楽しみというのは、些か合わない言葉のような気がした。
心実のそんな気持ちが伝わったのか、見吉は少し慌てながら言う。
「ううん、こっちの話。……その、椎名さんがまたダイエットに成功して、喜ぶ姿が見れるのが楽しみだなって思ったの」
「あ……そういうことですか」
心実は納得した。
同時に、自分のことを想ってくれている見吉の言葉が嬉しくて、ほんの少しとはいえ、変な疑念を抱いてしまった自分が、なんだか恥ずかしかった。
「応えられるよう、がんばります」
「うん」
張りきりながら、更衣室に入っていく心実の姿を見て、見吉は人知れず、ぺろっと悪戯っぽい表情を浮かべていた。
椎名心実のハイグレダイエット [1.提案]
* * *
「はぁ……」
昼休みの校内に、小さなため息がひとつあがった。
ため息の主は、椎名心実。
聖櫻学園の新体操部で活躍する2年生だ。
整った顔立ちにおしとやかな性格もあり、男女問わず人気が高く、学園のマドンナ的存在である。
そんな彼女だが、今日は元気がない。
先日、念願のダイエットを成功させ、大会でも結果を出したばかりだというのに、テンションはこの上なく低い。
心実はもう一度、ため息をつく。
ため息をつきながら、ダイエットで痩せたはずのほっぺをムニッと引っ張った。
「うぅっ……」
うなだれる心実。
すると、背後から声がかけられた。
「……椎名さん、どうしたの」
心実はビクッと身体を揺らした。
この声は……出来れば今はあまり会いたくなかった声だ……。
「はぁ……」
昼休みの校内に、小さなため息がひとつあがった。
ため息の主は、椎名心実。
聖櫻学園の新体操部で活躍する2年生だ。
整った顔立ちにおしとやかな性格もあり、男女問わず人気が高く、学園のマドンナ的存在である。
そんな彼女だが、今日は元気がない。
先日、念願のダイエットを成功させ、大会でも結果を出したばかりだというのに、テンションはこの上なく低い。
心実はもう一度、ため息をつく。
ため息をつきながら、ダイエットで痩せたはずのほっぺをムニッと引っ張った。
「うぅっ……」
うなだれる心実。
すると、背後から声がかけられた。
「……椎名さん、どうしたの」
心実はビクッと身体を揺らした。
この声は……出来れば今はあまり会いたくなかった声だ……。