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悪魔のささやき5話 襲撃とハイグレ

5話です。次こそハイグレ堕ちが見られるかと思います。サブキャラのですが……ゲフンゲフン
イラストのリクありがとうございます。少しずつ進めておりますので、もう少々お待ちください。小説の方で暇潰しになれば幸いです(汗

* * *

「……っとと。いけない、いけないわ」
朝日に照らされる家の屋根の上で、淫魔リリルはひとり自分の行動を咎める。
裸で鏡の前に立ち、悶々とした姿なんて見せられたものだから、ついついちょっかいをーーというかそのまま食べちゃいたくなったのである。
しかし、それは本来の目的に反するものなのだ。
今のリリルの目的は、下の浴室にいる少女をハイグレ洗脳し、自分のハイグレペットにすることだった。
(……うふふ、この銃でね……)
リリルが掌の上に黒い球を作り出す。
と、たちまちそれは銃の形へと変化する。
おもちゃのような銃だったが、それは映画の劇中に出てきたハイグレ銃そっくりそのままに再現されていた。
この銃から放たれるピンク色の光線を受けた者は強制的にハイレグ水着を着せられ、がに股になりながら股関に向けてVの字をつくるような恥ずかしい動き――ハイグレポーズをせずにはいられなくなる。
リリルの持っている銃も同じだ。
もっとも、原理は劇中のものとはまったく異なるだろうが。
(さっすが、私の魔力! 完璧な再現力ね!)
そして、もうなんでもありね、と自分自身が恐ろしいとでもいうようにリリルはぼやく。
まさしく、高等な淫魔だからこそできる芸当だろう。
(これを使って、あの子を映画みたいに一瞬でハイグレ洗脳して……)
が、いやいや待てよ、とリリルは思い直す。
千草みたいなおしとやかな子は、もっとねっとりじっとりした方法でハイグレ洗脳した方が面白いのではないか。
そう、例えば――。
リリルがうんうんと思案していると、いつの間にかずいぶん時間が過ぎていたようだ。
身じたくと朝食を終えた千草が、「行ってきます」と綺麗な髪を揺らしながら、玄関を出ていくところだった。
それを見て、リリルは一度仮の姿に変身し、地上に降り立つ。
何はともあれ、今日は一日千草の生活を観察するつもりだ。
昨日の夜からそれは行われているが、ほんの数時間の間にも、彼女はリリルの好みのつぼを何度も刺激してくれていた。
誰にも見られていない私生活でも、丁寧でかしこまった態度を崩さないところ、とか。
こういったところを見ていると、ハイグレペットと化したときのギャップが楽しみになってくるのである。
(ふふ、やっぱり学校では真面目な優等生って感じなのかしら)
期待に胸を膨らませるリリルは、千草の後を追い続ける。
が、しかし、通学途中の公園に差し掛かったところで予想外のそれは起きた。
「――そこのあなた、お待ちなさい!」
突然、威圧的な声がリリルの背中を射ぬく。
若干、驚きながらもリリルは表情を崩さず声の方を振り向いた。
少し赤みかかったセミロングの髪。
それに、左右にしっかりわけられた前髪から覗くオデコが印象的な女の子だった。
小柄ながらも、険しい目でこちらを睨む姿は中々の迫力だ。
手に持っているのは、竹刀だろうか。
「……私? 何か御用かしら?」
リリルは無表情で問いかけるが、内心では顔をしかめていた。
「……とぼけても無駄よ」
切り捨てるように言い、赤髪の少女は竹刀の鋒をリリルに向けてくる。
「……人に害なす魔のもの、あなたをここで滅するわ!」
その宣言とともに、過去何度も自分に向けられてきた力――退魔の光が、向けられた竹刀 へと宿っていく。
リリルは冷めた目でそれを見届け、はあっとため息をついた。
どうやら、昨日の懸念していたことが見事的中してしまったようである――。

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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プロフィール

正太郎

Author:正太郎
正太郎と申します
悪堕ちや洗脳、ハイグレや百合を扱ったエロ絵やSSを主体としております。
18禁でもなるべくソフトな路線を目指しておりますが、それでも苦手な方はご注意下さいませ。

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