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悪魔のささやき4話 悩みとハイグレ
4話です。すいませんエロはほぼなしです。
それどころか、ハイグレという単語すら出てないという……((泣)
メインヒロイン主点です。推敲ほぼしてないので、誤字・脱字多いかもしれないですが、後日修正しますのでご勘弁です(汗
* * *
小鳥のさえずり。
それと、カーテンから差し込む朝日の光で榎本千草は目を覚ました。
スタンド台に置いておいたスマートフォンを手に取り、時刻を確認する。
アラームが鳴る、ちょうど30分前――。
千草はむくリと布団から起き上がり、小さく伸びをしてから目をこする。
あくびが出そうになるものの、はしたないと思いなんとかそれを堪えた。
寝汗を少しかいている。
背にかかるほどの黒い髪に隠れたうなじやパジャマからはだけた胸元が湿っていて少し気持ち悪い。
どうしようかなと迷いつつもも、清潔感への欲求と30分早く起きたという事実が後押しした。
千草は着替えとバスタオルを持って、部屋を出る。
それどころか、ハイグレという単語すら出てないという……((泣)
メインヒロイン主点です。推敲ほぼしてないので、誤字・脱字多いかもしれないですが、後日修正しますのでご勘弁です(汗
* * *
小鳥のさえずり。
それと、カーテンから差し込む朝日の光で榎本千草は目を覚ました。
スタンド台に置いておいたスマートフォンを手に取り、時刻を確認する。
アラームが鳴る、ちょうど30分前――。
千草はむくリと布団から起き上がり、小さく伸びをしてから目をこする。
あくびが出そうになるものの、はしたないと思いなんとかそれを堪えた。
寝汗を少しかいている。
背にかかるほどの黒い髪に隠れたうなじやパジャマからはだけた胸元が湿っていて少し気持ち悪い。
どうしようかなと迷いつつもも、清潔感への欲求と30分早く起きたという事実が後押しした。
千草は着替えとバスタオルを持って、部屋を出る。
狭い洗面室に衣擦れの音が小さく響く。
ピンクとオレンジで彩られたパジャマを脱ぎ、それを丁寧にたたみ、籠に入れる。
ふと、自分の姿が映った鏡が目に止まった。
千草は下着姿のまま、それを覗き込む。
眉元で綺麗に切り揃えられた前髪と耳がほぼ隠れた横髪――日本人形みたいな少女が、鏡の前に立っていた。
あえて日本人形と違うところはパッチリとした大きな瞳だろう。
しかし、千草はこの大きな瞳が実は好きではない。
これのせいで、17歳になるというのにやたら子どもっぽく、童顔に見られることが多かった。
そのくせ――。
(……また、大きくなったみたい、です……)
この有様である。
千草は胸を隠すブラジャーをとり、困り顔になる。
大きな丸い山とピンク色の突起が二つ、鏡に現れた。
千草は童顔のくせに、やたらと胸が大きい。
いや、胸だけじゃない……。
純白の可愛らしい下着を脱いで、あらわになった尻のふくらみに手を置き、さらに、弾力のありそうな太ももを目の当たりにして、千草の困り顔はますます強くなった。
千草は、全体的に身体の肉付きがよい。
太っているというレベルにはほど遠いのが唯一の救いだが、この絶妙な肉付きの良さは異性を大いに刺激してしまうらしい。
童顔であることも手伝って、男の子たちからスカートを捲られそうになったり、お尻を触られそうになったりという経験は少なくない。
友人のおかげで、なんとか未遂で済んではいたけれど……。
千草はため息をつく。
そういう理由からか、千草は自分のことがあまり好きではない。
コンプレックスというほどでもないし、こんなこと友人に話でもしたら胸を鷲づかみにされるか頬を引っ張られるかして怒られることだろう。
それでも、もう少し全体的に引っ込んでくれれば……それが無理なら、せめてこの子どもっぽい大きな瞳がもう少し大人びてくれれば、などと思ってしまう。
そう、ちょうど昨日ぶつかってしまった女の人のような――。
千草は先日の夕方に強烈な出会いをした金髪の女の子のことを思い浮かべる。
スタイルが良く、千草と同じように胸の大きな子だった。
しかし、自分とは違い、なるべくしてその大きな胸になったという感じの大人びた人だった。
あわあわうろたえていた自分にそっと指先を突き出して落ち着かせた仕草などは、到底真似できそうにない。年は、そこまで変わらなそうなのに。
(……あんな風に、私も大人びた女性になれればな……)
そんなことを考えていると、千草はその女性に会うことになった過程を思い出してしまい、また一段と表情が曇ってしまう。
が、それを打ち消すように首を左右に振り、
(いけないいけない。朝からこんな気持ちじゃ、せっかくの一日が台無しになっちゃう。シャワー浴びて気持ちを切り替えなきゃ)
「……うん! 今日もがんばりましょう」
鏡に向かって、可愛らしく微笑む千草。
と、ちょうどそのときだった――。
『――んもう! こんなエッチな身体に不満なんて、罪な子ねぇ!』
突然、誰かの囁き声が耳元に入り込んだ。
え? と声が漏れるよりも前に、
「ひゃっ……!? あっ……」
胸と尻のふくらみを誰かに鷲づかみにされる感触に、千草は襲われる。
驚きと謎の気持ち良さに見舞われた千草は、小さな悲鳴とともに堪らずその場から崩れ落ちた。
千草は頬を赤くしながら、慌てて周りを見渡す。が、当然ながら誰もいない。
「い、今の……?」
(一体、何……?)
呆然とする千草。
そんな彼女の真上――家の屋根に、淫魔が怪しい笑みを浮かべていることを千草は知る由もない。
ピンクとオレンジで彩られたパジャマを脱ぎ、それを丁寧にたたみ、籠に入れる。
ふと、自分の姿が映った鏡が目に止まった。
千草は下着姿のまま、それを覗き込む。
眉元で綺麗に切り揃えられた前髪と耳がほぼ隠れた横髪――日本人形みたいな少女が、鏡の前に立っていた。
あえて日本人形と違うところはパッチリとした大きな瞳だろう。
しかし、千草はこの大きな瞳が実は好きではない。
これのせいで、17歳になるというのにやたら子どもっぽく、童顔に見られることが多かった。
そのくせ――。
(……また、大きくなったみたい、です……)
この有様である。
千草は胸を隠すブラジャーをとり、困り顔になる。
大きな丸い山とピンク色の突起が二つ、鏡に現れた。
千草は童顔のくせに、やたらと胸が大きい。
いや、胸だけじゃない……。
純白の可愛らしい下着を脱いで、あらわになった尻のふくらみに手を置き、さらに、弾力のありそうな太ももを目の当たりにして、千草の困り顔はますます強くなった。
千草は、全体的に身体の肉付きがよい。
太っているというレベルにはほど遠いのが唯一の救いだが、この絶妙な肉付きの良さは異性を大いに刺激してしまうらしい。
童顔であることも手伝って、男の子たちからスカートを捲られそうになったり、お尻を触られそうになったりという経験は少なくない。
友人のおかげで、なんとか未遂で済んではいたけれど……。
千草はため息をつく。
そういう理由からか、千草は自分のことがあまり好きではない。
コンプレックスというほどでもないし、こんなこと友人に話でもしたら胸を鷲づかみにされるか頬を引っ張られるかして怒られることだろう。
それでも、もう少し全体的に引っ込んでくれれば……それが無理なら、せめてこの子どもっぽい大きな瞳がもう少し大人びてくれれば、などと思ってしまう。
そう、ちょうど昨日ぶつかってしまった女の人のような――。
千草は先日の夕方に強烈な出会いをした金髪の女の子のことを思い浮かべる。
スタイルが良く、千草と同じように胸の大きな子だった。
しかし、自分とは違い、なるべくしてその大きな胸になったという感じの大人びた人だった。
あわあわうろたえていた自分にそっと指先を突き出して落ち着かせた仕草などは、到底真似できそうにない。年は、そこまで変わらなそうなのに。
(……あんな風に、私も大人びた女性になれればな……)
そんなことを考えていると、千草はその女性に会うことになった過程を思い出してしまい、また一段と表情が曇ってしまう。
が、それを打ち消すように首を左右に振り、
(いけないいけない。朝からこんな気持ちじゃ、せっかくの一日が台無しになっちゃう。シャワー浴びて気持ちを切り替えなきゃ)
「……うん! 今日もがんばりましょう」
鏡に向かって、可愛らしく微笑む千草。
と、ちょうどそのときだった――。
『――んもう! こんなエッチな身体に不満なんて、罪な子ねぇ!』
突然、誰かの囁き声が耳元に入り込んだ。
え? と声が漏れるよりも前に、
「ひゃっ……!? あっ……」
胸と尻のふくらみを誰かに鷲づかみにされる感触に、千草は襲われる。
驚きと謎の気持ち良さに見舞われた千草は、小さな悲鳴とともに堪らずその場から崩れ落ちた。
千草は頬を赤くしながら、慌てて周りを見渡す。が、当然ながら誰もいない。
「い、今の……?」
(一体、何……?)
呆然とする千草。
そんな彼女の真上――家の屋根に、淫魔が怪しい笑みを浮かべていることを千草は知る由もない。
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