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悪魔のささやき1話 リメイクとハイグレ

第1話です。とりあえずメインキャラ一人の出会いとハイグレがどのように出てくるのか、といった感じです。
どちらもさわり程度ですが……。
それにしてもプロローグがだらだらと長いですね。早く堕ち要素見せられるようにこまめな更新を心掛けていきたいです(汗

 * * *

「――といっても、そうパッとおもしろい遊びなんて思いつかないのよね~」
 リリルは溜息をつく。
 地上に降り立ち人が大勢いる街に立ったはいいが、どんなお遊びをするか決めかねていた。ちなみに、彼女の『お遊び』とは女の子を使った大人の遊び、である。彼女は悪魔の中でもとびっきりの淫魔であり、特に可愛い女の子が大好物だった。
 
 バサバサッと背の翼を使い、リリルは人々の頭上を飛び舞う。
当然ながら、彼女の姿は街の人々には見えていない。見えていたら、完全に注目の的である。
むき出しの背中から生える黒い翼はもちろんのこと、彼女は淫魔というだけあり、かなりきわどい格好をしていた。
胸の谷間がもろに見え、尻の豊かな膨らみがほぼ露出している黒いボンテージ風の服は、彼女のただでさえ美しい体をより艶かしく彩らせている。
 もし、この場で彼女の姿が見えでもしたら、周りの人間は一瞬にして彼女の虜にされてしまうだろう。
 リリルはそれほどまでに、強力な淫魔であった。
 もっとも、そのような方法で人間を堕落させることはすでに何度もやったことなので、今更行うつもりはなかったが……。
 当てもなくぶらぶらと人間の頭上を飛ぶリリル。そんな彼女の目に、ふと書店の看板が目にとまった。
「……む~、しょうがないわね。とりあえず、情報収集でもしようかしら」
 リリルは観念したように翼を仕舞い、地面に足をつける。
仮初めの服を顕現させ人間の前に姿を現したリリルは、情報収集という建前のもと、とりあえず一人間の般的な暇つぶしを行うことにした。
 店員の形だけの挨拶と好奇の目を無視し、リリルは店内の奥へ進んだ。
雑誌を何冊かパラ見する。と、一冊の漫画雑誌がふと目にとまる。
(あら、これ……)
『マンガ街』と表題されたその雑誌を手に取る。
 気になったのは、その雑誌に掲載されている映画情報だった。
確か昔見たことのあるアニメ映画なのだが、やけに映像が綺麗になっているように思えた。
 その理由はすぐに判明する。
「ふ~ん、この映画リメイクされたのね~」
 アニメ放映25周年と声優交代を記念しての第一作リメイク、らしい。
後の映画シリーズの基礎を築き隠れたファンも多いあの第一作人気映画を現在のアニメ技術と新声優でフルリメイク――というのがどうやら宣伝文句のようだ。
 25年前ということだけあり、どんな内容だったかリリルの記憶の中では曖昧になっていたものの、子供向けのくせにかなり面白いという記憶だけは残っている。
そして、劇中に出てくる洗脳ポーズが子供向けにしてはかなり卑猥だった気がする。
まぁ、淫魔である自分がいうのもなんなのだが……。
(う~んと、どんなポーズだったかしら……?)
 微かな記憶を探りつつ、リリルは眉間に皺を寄せた。
が、思い出せない。
だんだんとその卑猥なポーズについて気になり始めたリリルは、やがて持っていた雑誌を元の棚に戻し書店を出る。
(せっかくだし、ね……)
 向かう先は映画館である。この際だから、リメイクされたものを観てそのポーズを思い出すことにしたのだ。
 リリルは身体に流れる魔力をテレパシーへと変え、最寄の映画館の場所を探知しそこへ向かう。料金などに関しては、催眠術でも使ってもちろんごまかすつもりである。
 道中、リリルは歩きながら劇中のポーズのことを思い出そうと、トントンと人差し指を額に当てて唸る。
 映画館までの距離は飛んでいけばあっという間の距離なのだが、あえてそうしなかった。
 いちいち周囲の目を見て変身しなければならないのがなんとなくめんどくさい、という理由もある。
 しかし、一番の理由は、こうやって人々の中を紛れていると時たま良いことが起こるものなのである。
 例えば――。
(う~んと、どんなポーズだったかしらね。そういえば掛け声とかもあったのよね。なんていったかしら、確かハ……、ハ……、ハイ……うん、ハイ……ハイ……ん~駄目ね、この先が――――)
 ――ボスンッ!
「あっ!?」
「グェッ!?」
 こんな、予想外の出会いに見舞われたり――。
「す、すみません! ……あの、だ、大丈夫ですかっ?」
 突然、リリルの背中にぶつかってきた人物が慌てて謝る。声の感じから、どうやら若い少女のようだ。
 リリルは「え、えぇ……。大丈夫……」と若干顔を赤らめながら、その声に応える。
大あくびも気にしない彼女だが、さすがに今漏れた声は恥ずかしかった。さすがに、グェッは……。
(……グェッ? ハイ……グェ、ハイグェ。ううん、違う。ハレ、レ……あっ!)
「“ハイグレ”、だわ!」
「……え?」
 リリルはようやく掛け声を思い出し、はしゃぐように声をあげた。思わず、ガッツポーズが出てしまう。
 当然、そんな彼女の心境がわかるはずもない少女の方は、リリルの唐突な行動に激しく動揺した。
「あ~気にしないで気にしないで。こっちの話、よ……?」
 笑顔で取り繕うリリル。
 だが、少女の姿を見て思わずほうっと目を見張ってしまった。
 こんな所で偶然出会うにしては出来すぎなほど、綺麗で清楚な少女だったのである――。
リアルタイムプレビュー

tag : 洗脳ハイグレ小説

コメント

小説の更新お疲れ様です。
この少女がどのようにハイグレにされるのか、他にもどんな子がハイグレにされてしまうのか、続きが気になる導入ですね。
絵と小説両方の更新は大変でしょうががんばって下さい!

コメントありがとうございます!
こういう小説は実は初めて書くのでコメント頂けるのは大変励みになります。
更新頑張っていきます!

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プロフィール

正太郎

Author:正太郎
正太郎と申します
悪堕ちや洗脳、ハイグレや百合を扱ったエロ絵やSSを主体としております。
18禁でもなるべくソフトな路線を目指しておりますが、それでも苦手な方はご注意下さいませ。

※ 相互リンク受付中であります。

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