スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ハイグレアイドル秋山澪~1話[淫夢]~
今週中……ぎりぎりセーフでしょうか?
ということでけ○おんの澪ちゃんをハイグレアイドルとして洗脳していくハイグレ洗脳SS第1話です。
基本澪ちゃんしか出ませんので、ご了承を!
予定では4話か5話程度で完結する予定です。
では、お楽しみ頂ければ幸いです――
* * *
ひっそりと静まり返った室内のステージ。
観客は一応いる――というか、小さめのステージだが満員に近いほど大勢の観客でぎっしり詰まっていた。
しかし、誰ひとりとして声をあげるものはいない。
クラシックなどの演奏会ならまだしも、秋山澪――桜ヶ丘高校軽音学部のベース弾きにして、ファンクラブが出来るほどの人気者であり、今や学園のアイドルのような存在である彼女の個人ライブにしては、この静けさは少々異質だった。
――カツンカツン。
ヒールの足音を響かせ、背中ほどある滑らかな黒髪を揺らし、澪は一人ステージの上に立った。
ということでけ○おんの澪ちゃんをハイグレアイドルとして洗脳していくハイグレ洗脳SS第1話です。
基本澪ちゃんしか出ませんので、ご了承を!
予定では4話か5話程度で完結する予定です。
では、お楽しみ頂ければ幸いです――
* * *
ひっそりと静まり返った室内のステージ。
観客は一応いる――というか、小さめのステージだが満員に近いほど大勢の観客でぎっしり詰まっていた。
しかし、誰ひとりとして声をあげるものはいない。
クラシックなどの演奏会ならまだしも、秋山澪――桜ヶ丘高校軽音学部のベース弾きにして、ファンクラブが出来るほどの人気者であり、今や学園のアイドルのような存在である彼女の個人ライブにしては、この静けさは少々異質だった。
――カツンカツン。
ヒールの足音を響かせ、背中ほどある滑らかな黒髪を揺らし、澪は一人ステージの上に立った。
相棒のベースは持っていない。
着ているものも、いつもの学校の制服でも顧問の女教師が好きそうな派手なコスプレ衣装でもなく、なんと水着姿だった。
背中や肩はむき出しで、お尻は水着がまるで紐のように割れ目に食い込み、ほとんど丸見えになってしまっているという、超極小のきわどいハイレグ水着一枚のみに、ハイヒールというセクシーかつ変態的な格好。
肉つきのよい澪のむっちりとしたプロポーションも相俟り、それはそれは官能的で、一目視界に入れただけで興奮をそそられるような、とてもいやらしい姿だった。
「み、みんな……。きょ、今日は、来てくれてありがとう……」
髪がむき出しの背中やお尻に触れて、くすぐったかった。
恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、けれども微笑みながら、マイクに向かってたどたどしく歓迎の言葉を送る澪。
だが、その声に返事を返す者は一人としていない。
変わりに――皆、ステージの上に立つ澪の身体を、まるで舐め回すかのような目つきでねっとりと見つめまわしていた。
「お、御礼に――」
一度言葉を置き、澪は履いていたヒールを脱ぎ捨てて裸足でステージの上に立つ。
『……ッ』
初めて観客である女の子たちが、ざわめく。
澪は両の足を大きく広げて、がに股になると、
「みんな! 私のハイグレポーズ、たくさん見てってねぇ!!」
その宣言と共に、がに股によってあられもなく晒された澪の股間のVライン。それををなぞるように両の腕を下ろしては引きあげる変態的なポーズを、澪は笑顔で行い始めた。
『オオ……!!』
観客の少女たちが、待ってましたといわんばかりに初めて歓声を上げる。
歓声の中でも、澪ははっきりと聞こえるように、マイクに向かって叫ぶ。
「ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレェッ!!」
掛け声をあげて股のラインをなぞる度、ハイレグ水着が股や胸をしめつける度に澪の興奮は膨れ上がっていく。
そして、それ以上に澪の興奮を煽ってくれたのが、周りの観客たちだ。
観客の少女たちは、澪が卑猥なポーズを始めるやいなや、身に着けている衣服を脱ぎ捨て、下着の変わりに着込んでいたのか、澪と同じハイレグ水着姿となった。
それからの行動は、人それぞれだった。
澪のぷるぷると激しく揺れる大きな胸、ポーズで特に強調している股に向かって、熱い視線を送る者。
澪と同様に「ハイグレ! ハイグレ!」と同じポーズを嬉々として行う者。
澪の卑猥さにあてられて、太ももをすり合わせる者。
自身の股に手を置き指で弄る者。
皆、ばらばらの行動だったが、そのひとりひとりの行為が、澪の興奮を駆り立てて行く。
「ハイグレッ!! ハイグレッ!! あふぅん……」
(あはっ……あの子、とっても、綺麗なハイグレポーズ……。後ろの子は……やだっ、あんな熱心に、私のお股を見てる……そんな、目で見つめられたら、私、ぬ、濡れちゃうよぉお……)
ポタ、ポタと水着越しに淫らな汁が垂れ流れ、澪の太股を伝っていく。
「ハイグレッ! ハイグレッ! んんっ……ハイグレッ! だ、ダメ、私ぃ……」
澪はぎゅっと目を瞑り、慌ててマイクに向かって吼える。
「み、皆ッ! 私ッ、澪は、ハイグレッ、気持ち、良くて、そろそろ、もぅ、い、いいい、いっちゃいそうで、すッ! 良いですかあぁッ!?」
その問いかけに『早く、早くッ!!』『先輩ッ、私も限界!』と賛同する声と、『澪ちゃん、ダメェーッ!』『まだいっちゃ嫌ぁ――』『我慢してぇ!』と反対する声、それぞれの意見が飛び舞う。
おあずけの声の方がわずかに多い気がして、澪はもう少しだけ堪えようと唇を一度強く結び、再び「ハイグレッ!」と声をあげる。だが――。
「ハイグレ、ハイグレ、ハイ、グレ……ハイ、グ、レ……ハ、イ……グ……」
次第に呂律が回らなくなってくる澪。ハイグレがもたらす快感によって、目の焦点はずれ、涎がはしたなく顎へとこぼれていく。
(あ、もっ、限、界いぃ……)
「イ、イクーーーーーゥ!!」
叫びながら、澪はついに絶頂を迎えた。
快感の証を盛大に噴き出し、全身に力が入らなくなっていく。
もはや立っていられなくなった澪は、後ろへと崩れ、重力に引っ張られるようにしてその場に勢いよく倒れ込んだ。
その動きで、艶やかな長い黒髪が扇上に美しく舞った。
清楚なイメージが持たれる彼女にふさわしい優雅な演出を飾る一方、背中を地面に預けるやいなや澪はべちゃりとだらしなく足を放り、観客席側に足の裏を向けてぴくぴくと絶頂の余韻に浸った。
しばらくして、澪はハァハァと熱い吐息を漏らしながら顎を引き、観客の方を見る。
観客席にいるほぼ全員が澪と同じようにぷるぷると震え、膝を折っている姿が視界の端で確認できた。
皆、澪と同じように至福の表情を浮かべているように思える。
清純な澪が乱れに乱れ、淫らな顔を浮かべながらハイグレを披露したことで、ファンたちは満足してくれたようである。
澪はステージの成功を感じ、顔を仰ぐ。
が――
(あはっ、まだ……もっと……。もっと……ファンを増やして、ハイグレの素晴らしさを世界にもっと広めなきゃぁ……だって……)
決意を改め、澪は自身がどいう存在なのかを再確認する。
「……私は、ハイグレ――」
そう呟きかけたところで、澪の視界が白く霞み、意識が途切れた――。
* * *
「い、いやぁあ――!?」
布団を跳ね除け、澪は飛び起きた。
慌てて今自分がいる場所を確認する。
自分の机に鞄や参考書、そして、大切に立て掛けてあるエリザベスこと相棒のベース。紛れもなく、ここは澪の部屋だった。
荒い呼吸を整えながら、今までのことが全て夢であることを理解し、ほっと息を吐く。
「……ふ、ふぅ。あ……! な、なんて夢だったんだ……今のは……」
夢の内容を今一度思い返し、澪は火が吹きそうなほど顔を真っ赤にさせて、両手で顔を覆う。
夢のはずなのに、くっきりと鮮明に覚えている。
胸の谷間が大きく露出し、股にはするどい切れ込み。お尻に至ってはほぼ生まれたままの姿を晒してしまっている、変態的なハイレグ水着を着た自分の姿。
それだけでも涙が出るぐらい恥ずかしいというのに、よりにもよって、夢とはいえあんな大勢の前で、あんなことを――。
「ん……? え、うそ……」
澪はふと違和感を覚え、下を向く。
と――パジャマの股部分がぐっしょりと愛液で湿り、透き通っていた。
うっすらと中の縞々模様が見える。その透き通りは、果ては下のシーツまで広がっている。……まるで、おねしょでもしてしまったかのようだった。
「や、やだぁ……」
澪は顔を赤くさせながら起き上がり、とりあえずパジャマのズボンだけ脱いだ。
当然、中にはいていたパンツもぐしょぐしょである。
「うぅ、も、もう……」
お気に入りのパンツなのに……。
目元を潤ませながら、澪は替えの下着を取りに行こうと仕方なく立ち上がった。
が、ふと、部屋に置いてある等身大の鏡が目に止まった。
澪はピタリと動きを止める。
「…………」
小さく鏡に映り込んでいる自分の姿をぼんやりと眺める。
やがて――。
「……あの、夢の、私……」
ぽつりと呟くとなにかに操られるかのように、澪は鏡に向けて歩み出す。
一歩、二歩と歩むたびに、鏡に映る自分の姿が大きくなっていく。
自分の全身が鏡いっぱいに映り込むようになると澪は、ようやく足を止め、
「え、えっと……確か……」
虚ろな瞳を鏡に釘付けにしながら、澪は足を少しずつ開き、腰を落としていく。
(うん……こんな格好、だっけ。それから……)
「ハイ――――」
次の言葉を口にする前に、澪はハッと我に返った。
慌てて、鏡と自分の足元を交互に見比べる
鏡には、パジャマの上着にパンツ姿でがに股になっている自分の姿があった。当然、それは映像でも夢でもなく、今、自分がとっている姿……。
「や、やだっ!! 何してるんだ、私は……!!」
澪は思わず鏡から飛び退き、ぶんぶんと首を全力で横に振るう。
(も、もう……一体なんなんだ、今日は……)
まだ一日が始まって数分だというのに、夢から始まり、なにかがいつもとおかしいと感じる澪。
しばらく、「うぅ……」と戸惑うものの、時計の針はすでに7時前を回っていた。
澪は学校に行くために、溜息混じりに身支度を始める。多少おかしなことがあったたとはいえ、それでも、いつもと変わらない普通の一日が始まると信じて疑わずに。
……ホホホ。
そんな彼女の背中を妖しげに観察する存在が、鏡の中に密かに存在していたことに、澪は気づくよしもなかった。
* * *
着ているものも、いつもの学校の制服でも顧問の女教師が好きそうな派手なコスプレ衣装でもなく、なんと水着姿だった。
背中や肩はむき出しで、お尻は水着がまるで紐のように割れ目に食い込み、ほとんど丸見えになってしまっているという、超極小のきわどいハイレグ水着一枚のみに、ハイヒールというセクシーかつ変態的な格好。
肉つきのよい澪のむっちりとしたプロポーションも相俟り、それはそれは官能的で、一目視界に入れただけで興奮をそそられるような、とてもいやらしい姿だった。
「み、みんな……。きょ、今日は、来てくれてありがとう……」
髪がむき出しの背中やお尻に触れて、くすぐったかった。
恥ずかしそうに顔を真っ赤にして、けれども微笑みながら、マイクに向かってたどたどしく歓迎の言葉を送る澪。
だが、その声に返事を返す者は一人としていない。
変わりに――皆、ステージの上に立つ澪の身体を、まるで舐め回すかのような目つきでねっとりと見つめまわしていた。
「お、御礼に――」
一度言葉を置き、澪は履いていたヒールを脱ぎ捨てて裸足でステージの上に立つ。
『……ッ』
初めて観客である女の子たちが、ざわめく。
澪は両の足を大きく広げて、がに股になると、
「みんな! 私のハイグレポーズ、たくさん見てってねぇ!!」
その宣言と共に、がに股によってあられもなく晒された澪の股間のVライン。それををなぞるように両の腕を下ろしては引きあげる変態的なポーズを、澪は笑顔で行い始めた。
『オオ……!!』
観客の少女たちが、待ってましたといわんばかりに初めて歓声を上げる。
歓声の中でも、澪ははっきりと聞こえるように、マイクに向かって叫ぶ。
「ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレェッ!!」
掛け声をあげて股のラインをなぞる度、ハイレグ水着が股や胸をしめつける度に澪の興奮は膨れ上がっていく。
そして、それ以上に澪の興奮を煽ってくれたのが、周りの観客たちだ。
観客の少女たちは、澪が卑猥なポーズを始めるやいなや、身に着けている衣服を脱ぎ捨て、下着の変わりに着込んでいたのか、澪と同じハイレグ水着姿となった。
それからの行動は、人それぞれだった。
澪のぷるぷると激しく揺れる大きな胸、ポーズで特に強調している股に向かって、熱い視線を送る者。
澪と同様に「ハイグレ! ハイグレ!」と同じポーズを嬉々として行う者。
澪の卑猥さにあてられて、太ももをすり合わせる者。
自身の股に手を置き指で弄る者。
皆、ばらばらの行動だったが、そのひとりひとりの行為が、澪の興奮を駆り立てて行く。
「ハイグレッ!! ハイグレッ!! あふぅん……」
(あはっ……あの子、とっても、綺麗なハイグレポーズ……。後ろの子は……やだっ、あんな熱心に、私のお股を見てる……そんな、目で見つめられたら、私、ぬ、濡れちゃうよぉお……)
ポタ、ポタと水着越しに淫らな汁が垂れ流れ、澪の太股を伝っていく。
「ハイグレッ! ハイグレッ! んんっ……ハイグレッ! だ、ダメ、私ぃ……」
澪はぎゅっと目を瞑り、慌ててマイクに向かって吼える。
「み、皆ッ! 私ッ、澪は、ハイグレッ、気持ち、良くて、そろそろ、もぅ、い、いいい、いっちゃいそうで、すッ! 良いですかあぁッ!?」
その問いかけに『早く、早くッ!!』『先輩ッ、私も限界!』と賛同する声と、『澪ちゃん、ダメェーッ!』『まだいっちゃ嫌ぁ――』『我慢してぇ!』と反対する声、それぞれの意見が飛び舞う。
おあずけの声の方がわずかに多い気がして、澪はもう少しだけ堪えようと唇を一度強く結び、再び「ハイグレッ!」と声をあげる。だが――。
「ハイグレ、ハイグレ、ハイ、グレ……ハイ、グ、レ……ハ、イ……グ……」
次第に呂律が回らなくなってくる澪。ハイグレがもたらす快感によって、目の焦点はずれ、涎がはしたなく顎へとこぼれていく。
(あ、もっ、限、界いぃ……)
「イ、イクーーーーーゥ!!」
叫びながら、澪はついに絶頂を迎えた。
快感の証を盛大に噴き出し、全身に力が入らなくなっていく。
もはや立っていられなくなった澪は、後ろへと崩れ、重力に引っ張られるようにしてその場に勢いよく倒れ込んだ。
その動きで、艶やかな長い黒髪が扇上に美しく舞った。
清楚なイメージが持たれる彼女にふさわしい優雅な演出を飾る一方、背中を地面に預けるやいなや澪はべちゃりとだらしなく足を放り、観客席側に足の裏を向けてぴくぴくと絶頂の余韻に浸った。
しばらくして、澪はハァハァと熱い吐息を漏らしながら顎を引き、観客の方を見る。
観客席にいるほぼ全員が澪と同じようにぷるぷると震え、膝を折っている姿が視界の端で確認できた。
皆、澪と同じように至福の表情を浮かべているように思える。
清純な澪が乱れに乱れ、淫らな顔を浮かべながらハイグレを披露したことで、ファンたちは満足してくれたようである。
澪はステージの成功を感じ、顔を仰ぐ。
が――
(あはっ、まだ……もっと……。もっと……ファンを増やして、ハイグレの素晴らしさを世界にもっと広めなきゃぁ……だって……)
決意を改め、澪は自身がどいう存在なのかを再確認する。
「……私は、ハイグレ――」
そう呟きかけたところで、澪の視界が白く霞み、意識が途切れた――。
* * *
「い、いやぁあ――!?」
布団を跳ね除け、澪は飛び起きた。
慌てて今自分がいる場所を確認する。
自分の机に鞄や参考書、そして、大切に立て掛けてあるエリザベスこと相棒のベース。紛れもなく、ここは澪の部屋だった。
荒い呼吸を整えながら、今までのことが全て夢であることを理解し、ほっと息を吐く。
「……ふ、ふぅ。あ……! な、なんて夢だったんだ……今のは……」
夢の内容を今一度思い返し、澪は火が吹きそうなほど顔を真っ赤にさせて、両手で顔を覆う。
夢のはずなのに、くっきりと鮮明に覚えている。
胸の谷間が大きく露出し、股にはするどい切れ込み。お尻に至ってはほぼ生まれたままの姿を晒してしまっている、変態的なハイレグ水着を着た自分の姿。
それだけでも涙が出るぐらい恥ずかしいというのに、よりにもよって、夢とはいえあんな大勢の前で、あんなことを――。
「ん……? え、うそ……」
澪はふと違和感を覚え、下を向く。
と――パジャマの股部分がぐっしょりと愛液で湿り、透き通っていた。
うっすらと中の縞々模様が見える。その透き通りは、果ては下のシーツまで広がっている。……まるで、おねしょでもしてしまったかのようだった。
「や、やだぁ……」
澪は顔を赤くさせながら起き上がり、とりあえずパジャマのズボンだけ脱いだ。
当然、中にはいていたパンツもぐしょぐしょである。
「うぅ、も、もう……」
お気に入りのパンツなのに……。
目元を潤ませながら、澪は替えの下着を取りに行こうと仕方なく立ち上がった。
が、ふと、部屋に置いてある等身大の鏡が目に止まった。
澪はピタリと動きを止める。
「…………」
小さく鏡に映り込んでいる自分の姿をぼんやりと眺める。
やがて――。
「……あの、夢の、私……」
ぽつりと呟くとなにかに操られるかのように、澪は鏡に向けて歩み出す。
一歩、二歩と歩むたびに、鏡に映る自分の姿が大きくなっていく。
自分の全身が鏡いっぱいに映り込むようになると澪は、ようやく足を止め、
「え、えっと……確か……」
虚ろな瞳を鏡に釘付けにしながら、澪は足を少しずつ開き、腰を落としていく。
(うん……こんな格好、だっけ。それから……)
「ハイ――――」
次の言葉を口にする前に、澪はハッと我に返った。
慌てて、鏡と自分の足元を交互に見比べる
鏡には、パジャマの上着にパンツ姿でがに股になっている自分の姿があった。当然、それは映像でも夢でもなく、今、自分がとっている姿……。
「や、やだっ!! 何してるんだ、私は……!!」
澪は思わず鏡から飛び退き、ぶんぶんと首を全力で横に振るう。
(も、もう……一体なんなんだ、今日は……)
まだ一日が始まって数分だというのに、夢から始まり、なにかがいつもとおかしいと感じる澪。
しばらく、「うぅ……」と戸惑うものの、時計の針はすでに7時前を回っていた。
澪は学校に行くために、溜息混じりに身支度を始める。多少おかしなことがあったたとはいえ、それでも、いつもと変わらない普通の一日が始まると信じて疑わずに。
……ホホホ。
そんな彼女の背中を妖しげに観察する存在が、鏡の中に密かに存在していたことに、澪は気づくよしもなかった。
* * *
コメント
こんばんハイグレ!
コメントの投稿
トラックバック
今回のけいおんも続きが気になる展開で楽しみです!
ではではー(`・ω・´)ノシ